お金と脳とドーパミンの関係
こんにちは、みりみりん!です!!
少し間が開いてしまいましたが、今回は少し違う角度から切り込んで『お金と脳とドーパミン』について解説します。
え、どういうこと?私はお金の勉強したいのに!なんて思われたかもしれませんが、実はこれも資産形成に直結しているのです。
もちろん収入を増やしたり、投資をすることも大事ですが、資産形成編でもお伝えした通り「支出を減らす」ことが大切です。ここで肝になるのが意外にも脳科学や心理学なのです。
【お金と脳とドーパミンの関係】
それでは少し考えてみましょう、貴方にとってお金とは何でしょうか??
「諭吉さん!」「衣食住、生きるのに必要」
「遊ぶため!楽しむため!」
「欲しいものを買うため、物欲」
この様に色々と人によってあると思いますが、そもそもの支出が多い人に共通しているのは「自己満足の為にお金をかける」ということです。
では、具体的に解説していきます。
例えば、何か物を買う時に、これが欲しい!と思いますよね。そうなった時にあなたはそれを手に入れた時のことを想像してワクワクしませんか?
「これがあればこんな風にできる💭」
「これを手に入れたらこんな風になれる💭」
といった様に、手にした時の未来を想像します。そしてこの時に脳ではドーパミンが放出されてものすごい幸福感を得るのです。
※ちなみにここがピークなので、手に入れたら幸福感は下がっていきます。自分の場合はレジでカードを切ってる時点で冷静になってました笑
(ドーパミンとは、神経伝達物質の一つで、別名として幸せホルモンなどと呼ばれています。しかし、一方では依存症にも深く関係しており、快楽物質や脳内麻薬とも呼ばれています)
もうお分かりいただけたと思いますが、『お金を使って何かを買ったり消費すると幸福感が上がる→それを求めて繰り返してしまう、やめられない(そもそも自覚がないパターンも)』ということになります。これがあなたの資産形成を妨げてしまう原因になってしまうのです。
【よくあるパターン】
・家賃が高い
個人的にはこれがとても多い気がします。確かに綺麗な部屋はいいですよね、築年数は浅めでエントランスも綺麗なら気持ちが良いです。
でも、本質的には「みんな綺麗な家に住んでるから、自分がボロ家に住むのは嫌。」ということじゃないでしょうか?そう思っていなくても、無意識のうちにそれが世間の普通だと思っているかもしれません。その考えは捨てましょう。
『みんなと同じように、普通の家に住んでいる自分』という欲でドーパミンを放出して、気持ちよくなってますが、実際には割高な家賃を払っているだけです。
・洋服にお金をかける
こちらも多い気がしますね、もちろん最低限の清潔感は必要ですが、高い服を買ってはいませんか?
この洋服を着たらお洒落なかっこいい/かわいい自分になれる!という考えはドーパミンが分泌される影響で、最高に気分が良くなります。
しかし、この作用も例によって"手に入れるまでがピーク"になるのです。幸福感が持続する事はなく、手にした時には冷静になってしまいます。なので、また次へ次へと連鎖的に消費欲だけが続いてしまうのです。
他にも家電や生活用品、趣味の物など、あらゆる物に同じことが言えます。
特に、近年はSNSで映えが意識されて、綺麗なものが多いですよね。みんなお洒落で綺麗なのが羨ましいと感じます。そうして多くの人は身の丈に合っていないにも関わらず、無意識のうちに割高な方が普通だと思い込んで進んでしまうのです。
【資産形成マインドを育てるには】
結論から言うと、必要最低限のもので生活する事です。
最低限と言ってもミニマリストになって下さいという訳ではありません、割高なものにお金を使わないのが重要です。一つの考え方としては『ストレスを感じないギリギリを攻める』ことです。
特に家賃は、部屋や建物の見た目には妥協しまくるのがポイントです。自分の好みかという視点で見てしまうと、どうしても割高になってしまいます。問題なく住めるかどうかで判断すると視点が広がると思います。一つだけ注意点としては、耐震性能です。命に関わることはケチってはいけません。1981年6月以前の建物は旧耐震なので、倒壊のリスクがありますので注意して下さい。
洋服はファストファッションをもっとよく見てみて下さい、ユニクロやH&M、GUなどのブランドはハイブランドや流行をしっかり抑えています。
どちらも時価総額ではトップクラスのアパレルメーカーで、一流のデザイナーを雇っています。製品力は圧倒的です。「よく分からないからとりあえずお洒落なユナイテッドアローズでいいや〜」なんて甘えずに、ちゃんと自分でコーデを作れるお洒落さんを目指してみて下さい。この値段でこんなにお洒落になる!という感じで満足感が上がります。
【マインドを改善するために】
ここからは自己暗示のようなものですが、購入意欲のドーパミンを抑えるために、別のものを意識するようにしてみて下さい。
例えば、高い服を買う時に、「このシャツの値段ならユニクロだったらシャツとパンツが買える。」とか、「このシャツの値段ならNTTの分割後の株が◯株も買える」など置き換えて、買うことによって得られないものを考えます。
家賃を月に3万円ほど下げたとしたら、年間で36万円になりますよね。10年で360万になります。これを複利で運用したらもっと大きい金額ですよね。
そう考えることによって、割高なものを買って気持ちよくならない習慣を育てます。
【物を減らす】
念の為に改めて言いますが、目指してるのはミニマリストではありません。あれはやりすぎです笑
物を減らすというのは、物が多い人に特に有効です。自分で管理しきれないほどの物がある人は、自分で管理しきれていない物は売るか捨てるかしてみましょう。趣味のものは大事なので取っておいて大丈夫です。
物が減って、目が届くようになると部屋も気持ちもスッキリするので、物を増やしたくない気持ちになってきます。そうすると購買意欲が減って資産形成にはプラス効果になります。
【さいごに】
長々と書いてしまいましたが、お金と脳は資産形成する上で重要な関係にあります。
これ以上支出は減らせない…。という方は、自身のマインドを変えることで大きく改善できるかもしれません。これは投資のロスカットをする時と同じで、本来の脳の動きとは逆の行動をしないといけませんので、気持ちが進まなくて当たり前です。最初は失うものが多すぎると思うかもしれませんが、実際には手元のお金や将来の資産など得られるものの方が大きいのです。
それでは、今回はこの辺りで失礼します、最後までお読みいただいてありがとうございました!
この記事を読んで頂いた方の何かの気付きやきっかけになったら嬉しいです😌